おむつかぶれと布オムツ

おむつかぶれ、というのは、おむつがあたる部分にできる皮膚炎です。
赤ちゃんは肌がデリケートなので、多くのママ達が一度は悩まれることかと思います。

 

□おむつかぶれってどんな風になるの?

おむつを当てている部分の皮膚が一面に、もしくは部分的に赤くなり、表面に細かいブツブツができたり、赤ムケになることもあります。症状が悪化すると、ブツブツが大きくなり、かゆく、さらにひどくなると、痛くなり範囲が広がっていきます。

 

□おむつかぶれの原因

おむつについた、おしっこやウンチからアンモニア、他の化学変化や、ウンチに多く含まれる酵素によって、肌がかぶれをおこします。下痢を起こしているとき、お風呂に入れないとき、おむつの交換回数が少ないときになりやすくなります。
おむつをしている部分は、皮膚が蒸れてふやけ、おむつとの接触で傷がつきやすい状態になっているのです。そこに、尿や便の成分、もしくはおむつの化学繊維が刺激を与えると、炎症を起こすのです。

 

□おむつかぶれにならないようにするには?

ひどくなった場合には、非ステロイド系の抗炎症材外用薬(塗り薬)を皮膚科で処方してもらいます。けれど、おしりの通気をよくして、皮膚が湿っていない乾燥した状態を保つこと、そして、清潔に保つことがまずは肝心です。
おむつの交換をこまめにし、おしりが汚れたらふき取るだけでなく、ぬるま湯で洗うようにします。お風呂で、下半身だけでも洗うのが一番です。おむつカバーは通気性のよいものにして、化学繊維のものを避けます。かぶれが軽い場合には、薬なしでこれだけで直ります。

私の子供の場合は、皮膚が比較的弱かったのですが、お風呂まで毎回だっこで連れていくのが大変だったので、百円均一でソースなどを入れる、プラスティックの柔らかい容器を買ってきて、それでオムツ交換のたびに、おしりにチューッと水をかけて洗ってから、おしりにドライヤーを当てていました。ドライヤーは気持ちがいいらしく、水をかけているときは泣き喚いているのに、ドライヤーを当てるときはいつも泣き止みました。おむつ交換のたびに、おしりを一度完全に乾かすということは、衛生的だし、赤ちゃんにとっても快適な状態になると思います。

おむつをしている赤ちゃんは、大人より肌がデリケートなのにも関わらず、一日のうち大人に比べて長い時間、ウンチやおしっこの刺激を受けてしまいます。
「おしり蒸れない紙オムツ」 (>>>「布オムツのいいところ」へジャンプ!)というコマーシャルの宣伝だけを信じて、おむつのオシッコサインがまだブルーに代わっていないからといって、長時間紙オムツをしたままにしておくと、赤ちゃんのおしりは、蒸れて刺激を受けやすい状態になってしまいます。

□布おむつは、おむつかぶれになりにくいの?

この問いに関しては、布おむつを使ってきた多くのママ達が、「変わらない」もしくは「なりにくいような気がする」と答えると思います。

私自身の経験で言うと、布おむつのほうが、おむつかぶれになりにくいように思います。
うちは紙オムツも併用していましたが、よくおしりが真っ赤にかぶれ、皮膚科にもよく行きました。外出などで、まる2日くらい紙おむつが続くと、おむつかぶれになりやすく、
「わーごめんね、布おむつにするわね。」と布おむつに戻すと、2日くらいで、症状がいつもマシになっていました。
紙おむつであっても、交換を布おむつ並みにマメにするのであれば、かぶれにくいのだとは思いますけれど、どうしても、おむつの交換サインが出ていないと、もったいない気がしてしまって、なかなか交換できないのが、家計を預かるママの一般的な心理だと思います。

「おむつかぶれ」、といっても、おむつの生地そのものにかぶれることは少なく、おしっこ、特にウンチが皮膚にくっついていることによって、皮膚が刺激されて起こるわけですが、皮膚が「蒸れた状態」にずっとあると、常に皮膚がふやけていて、いつもであれば大丈夫な、化学繊維のおむつの生地に、こすれてかぶれることもあるわけです。

石油製品である紙オムツの生地 よりも、例えば綿であるサラシ布おむつのほうが、おしっこをしていない常態のときには、断然肌には低刺激だし、通気もよいはずなのです。 (>>「布オムツのいいところ」へジャンプ!)

「布おむつのほうがかぶれにくい」というのは、決して、マユツバの誤った情報ではありません。効果は目に見えてはわかりにくいけれども、きちんと理由のあることなのです。

 

 

 

<参考文献>
主婦と生活社「症状でわかる医学百科」
成美堂出版「子供の病気がわかる辞典」
新星出版社「赤ちゃんの症状と病気・けが」